2014/11/02

venvでpython3.3と3.4の仮想環境を切り替える

python3.3 と 3.4 の仮想環境をvenvで作る。

mac前提。まず python3.3 python3.4 をインストールする。
% sudo port install python33
% sudo port install python34

インストールできたか確認するために、macportsで入れたpythonを一覧する。
% port installed | grep python

適当に仮想環境を作るディレクトリを決める。
% cd ~/workspace

まずはpython3.3の仮想環境を作るために pyvenv-3.3 を実行する。ここでは py33venv というディレクトリ名にしている。
workspace % pyvenv-3.3 py33venv

同様にpython3.4の仮想環境を作るために pyvenv-3.4 を実行する。
workspace % pyvenv-3.4 py34venv

これで仮想環境はできているので、3.3 の仮想環境に入る/出る方法、3.4 の仮想環境に入る/出る方法を覚えれば、今後はどちらにも切り替えられる。

3.3 の仮想環境に入る。
workspace/py33venv % source bin/activate
(上記の仮想環境に入るコマンドは bash/zsh のもので、他のシェルやWindows環境では異なる。docs.python.jpに「仮想環境をアクティブ化するためのコマンド」の一覧がある。)

仮想環境下のpythonになっていることを確認する。
% which python
workspace/py33venv/bin/python

python3.3になっていることを確認する。
% python --version
Python 3.3.6

3.3 の仮想環境を出る。
% deactivate

2014/08/22

intelliJで書いてたプロジェクトをpython2.7からpython3.3に変えて動かす(2)

前回の投稿( http://naglab.blogspot.jp/2014/03/intellijpython27python33.html )を改める。

File > Project Structure > Project Settings > Project >Project SDK:
で使いたいpythonのバージョンを指定する。

Run > Edit Configuration > Use specified interpreter
でも同じく、使いたいpythonのバージョンを指定する。

2014/04/28

分業は素晴らしいという話

太古の昔、人間は皆、狩りをしてその日の食料を得ることだけに必死だった。しかし器を作り食料を入れるとか、貨幣を使いはじめるなど価値の交換を覚えてからは、狩り以外の”仕事”をして、その成果物を食料と交換できるようになった。分業の始まりである。皆が狩りをしていた頃とは違い、”仕事”に専念できるようになると、器職人は器の質が上がり、家職人は家の質が上がるなど、人一人が知識と経験を深めてより大きな価値を生み出せるようになった。

スペシャリストこそが大きな価値を生むのだが、未だにゼネラリストを重用する雰囲気を感じることがある。ゼネラリストではなく、プレイングマネージャーなどと言い換えられていることもある。分業して初めて一人一人が高い価値を生み出せるのに、なぜ広く浅く物事を考える人間を重用するのだろうか。スタートアップ企業がゼネラリストを求めるのはまだ理解できるが、ある程度大きな企業では理解し難い。

マネージャーとか、チームリーダーとか、ある程度大きい会社の重役などはゼネラリストだろうと思われるかもしれないが、マネージメントやリーダーシップも突き詰めて極めていく必要があるので、それらもスペシャリストである。決して、スペシャリストの集団の中から適当に選んでチームリーダーにするなどしてはいけない。リーダーとしてのスペシャリティがなくその人は失敗するだろう。

最悪なのは、スペシャリストに専門外の仕事をさせることだ。一つのことを突き詰めた人間に他のことができるはずがない。できるのは刺身にタンポポを乗っけるなどの誰にでもできて生み出す価値も高くない仕事である。もしそんなことがあれば、それはマネジメントスペシャリストたちが無能なのか仕事をしてないかのどちらかだろう。